1. ホーム
  2. 債務整理の体験談
  3. 特定調停
  4. ≫特定調停で約140万円の借金を減額したTさんの体験談

特定調停で約140万円の借金を減額したTさんの体験談

借金問題で悩んでいた頃、私は携帯電話ショップを営んでいました。以前勤めていた会社が倒産し、当時急速に普及が始まった携帯電話ビジネスに手を出したのです。

携帯電話
最初店は流行の波に乗って好調でしたが、地元に大型の家電量販店が進出して以来売り上げは激減、開店してたった3年で閉店の危機に追い込まれました。


慌てて次の職を求め職安(ハローワーク)に駆け込みますが、その時すでに45歳を過ぎていて何の資格もない私に、まともな仕事が見つかるわけがありません。


さらに、消費者金融からお金を借りていた私の借金は5社合わせて400万円を超え、おまけに日掛け金融※から200万円、合計約600万円もの借金を抱えていました。

※ 月単位では無く、日単位で返済期日が設定されている貸金業者のことです。



『もう自己破産するしか方法は無い…』。その頃の私はそのことばかりを考えていました。しかし調べれば調べるほど、自己破産の手続きが困難が見えてきました。


膨大な申請書類に証明書、それに弁護士への着手金。そんな時間もお金も私にはありません。今はとにかく、消費者金融から請求を止めることが先決なのです。そこで、私は市の弁護士相談所で相談してみることにしました。


「あなた自営業をされてるんですね。自営業者の自己破産はサラリーマンようにはいきませんよ。とりあえず弁護士の着手金に10万円、それに破産管財人を立てることになるでしょうからそれに20万円は必要でしょうねぇ。時間もけっこう掛かりますよ」


その時の担当弁護士の言葉です。正直もうだめだと思いましたね。「そうですか、解りました」そう答えるのがやっとでした。


ところが、部屋を出ようとした私にその弁護士が一枚のパンフレットを差し出したのです。そして、こう付け加えて言いました。「特定調停という制度をご存知ですか?とにかくこれを持って裁判所に行ってみたら?」


そのパンフレットには次のようなことが書かれていました。

特定調停とは、多重債務などで毎月の借金返済が困難になった人に対する救済制度。ただし自己破産のように裁判所が受理すれば債務が消滅するというわけではなく、債権者との話し合いで新たに決めた毎月の返済額を継続して払っていけることが条件。


この特定調停という方法は、自己破産に比べ提出書類も簡易で時間も費用もあまりかからないのです。費用としては金融会社1件に付き500円の収入印紙と、債務者債権者に送る通知書の郵便切手代が1社250円くらいでした。


私が一番助かったのは、裁判所の調停員の存在でしたね。特定調停では高い金利で払い続けてきた分を、法定利息の上限15%で引き直し計算するため、業者に融資履歴の提出を過去にさかのぼって求めることが必要となります。


ただ、そんな難しい作業を素人の私にできるはずがありません。しかし、特定調停ならそれを全て調停員がやってくれます。


また、高い利息の会社との付き合いが長ければ長いほど、法廷利息との差額が大きくなり、それだけ借金が減額されることになります。私の場合142万円も減額されました。まあ逆に言えば、それだけ馬鹿なことをしたと言う意味でしょうけどね。


裁判所に出頭する日は2回、1回目は事情聴取と毎月いくらぐらい返していくかの相談の日です。裁判所でもらった特定調停の申立書や金額が書かれた債権者の一覧表、それに一番重要なのが家庭の収支表(家計簿)です。


なぜ、家庭の収支表なんて必要なのかと思われる方もいるかもしれません。ですが、調停員は郵送によって債権者から提出された減額後の数字と家庭の収支表を見て、特定調停決定後にちゃんとお金を払っていけるのかどうか判断するのです。


そのため、家庭の収支表は特定調停では、とても大切になります。


私はその時、毎月3万円くらいならなんとか返していけると計算していましたが、もしその金額ではとても足りないと判断されると特定調停の手続きがそこで終了してしまいます。ですから、調停員が納得してくれるまではかなり不安でした。


2回目はいよいよ債権者との返済額の交渉の日です。インターネットの検索サイトで出てくるような大手の消費者金融はまず来ません。


来るのは地元の業者だけ。しかもたぶんこんな交渉の席には慣れているのでしょう。調停員が示す支払額に意見を言う事もなく、文句を言うでもなく淡々とした印象でした。


こうして私は苦しかった借金地獄から抜け出す事ができたのです。ですがこれからが大変です。3年かけて(私の場合は4年に延長してもらいましたが)借金を毎月減らして完済するという義務が残っています。


しかしこれまでのようにただ毎月利息だけを払うのとは違い、元金の借金が減っていくのですから仕事に対するやる気が全然変わってきます。


なんだか生まれ変わったような気分でしたね。携帯電話ショップは結局辞めてしまいましたが、その分派遣会社で紹介された工場で働きました。それにしても、これまで何も考えずに借金を続けた付けは大きいですね。


最後に、現在借金で困っている方に少しだけアドバイスさせていただくとすれば、とにかく決断は早いほうが良いです。あと、一人で悩み続けるのは何の解決にもなりません。


私は余分なお金も時間もなかったので特定調停にしましたが、サラリーマンの方で特別大きな資産がなければ自己破産の方がすっきりして良いかも知れません。


ですが、借りたものは返すという責任感の強い人や、私のようにお金も時間もない人には特定調停はとても有効な手段ですよ。

【人気】解決実績15,000件!借金返済の無料診断ツール

  • 返済シミュレーター
    3つの質問に答えるだけで、債務の減額方法や月々の返済額はいくらになるかを診断できます。こちら(↑)からなら利用料は無料!匿名診断も可能ですので、ぜひチェックしてみてください。

【最新版】債務整理におすすめの法律事務所ランキング!

債務整理おすすめ
債務整理を依頼する弁護士事務所の選び方のポイントと、おすすめできる法律事務所をランキング形式で紹介中。借金整理の相談をする事務所をお探しならご覧ください。
【2015年・最新版】債務整理におすすめの法律事務所はこちら

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.