過払い金詐欺でお金をだまし取られる人が増えている!CMでよくある怪くてしつこい電話の実体とは?

最近テレビコマーシャルを見ていると、「払い過ぎた利息は返ってきます!」「過払い金の請求はお早めに!」なんて放送されているのをよく見かけます。

過払い金とは

過払い金とは、貸金業法が完全改正される2010年以前に行われていた、 違法金利での貸し付けに対して支払いすぎた利息のことです。

そして、その払い過ぎた利息は、すでに借金の返済を終えていても消費者金融やカードローン会社に請求することができます。

これが過払い金請求です。

ただし、過払い金の請求は10年間で時効になる法律で定められています。

村井

そのため、「早く返還請求をしなくては、時効が来てしまいますよ!」とCMでは訴えているんですね。

そりゃ、返ってくるはずのお金が時効のせいで戻ってこないなんて言われたら、誰でも焦ってしまいますもんね。

そのため、 過払い金請求をする方がここ数年で非常に増えてきています。

もちろん、過払い金を請求をすることは正しいことです。

違法金利でお金を搾取された分は返してもらうのが当然ですので。

ただし、増加する過払い金請求に乗っかり、 『過払い金詐欺』 と呼ばれる詐欺行為を働く弁護士や司法書士も少なからずいます。

過払い金請求を依頼する際には、 そのような弁護士や司法書士には、絶対にひっかからないようにしなくてはいけません。

では、『過払い金詐欺』とは一体どのような手口なのでしょうか?

目次

過払い金詐欺の手口

過払い金請求は裁判所を介さずに、債権者である金融業者と、あなたが依頼した弁護士もしくは司法書士が直接話し合いで、 借金問題を解決します。

これが自己破産や個人再生のような他の債務整理とは大きく違う点です。

そのため、和解交渉がどのように着地したのかは依頼者が直接知ることはできません。

つまり、獲得できた過払い金よりも少ない金額を依頼者に報告すれば、差額を弁護士や司法書士が返還金から中抜きすることができることになります。

例えば、実際は過払い金50万円を受け取ったのに、依頼者には10万円しか返還されませんでしたので報告すれば、40万円を弁護士が着服できるわけです。

弁護士や司法書士のように仮にも先生と言われている方が、 そんなこをするなんて信じられない!と思われるかもしれません。

しかし、 実際に過払い金詐欺をする人間は弁護士にも中にもいます。これが現実です。

また、他の手口としては無料相談をしただけなのに、 勝手に過払い金の請求が行われて、 返還金を黙って着服されていた事例もあります。

なお、2012年以降で少なくとも45件以上も過払い金が確認されており、 被害金額は1,700万円に達しています。

ですので、 過払い金請求を依頼する際には、そのような詐欺に合わないよう気をつけなくてはいけません。

では、そのような被害に合わないためにはどうすれば良いのでしょうか?

電話勧誘やポスティングをしている弁護士には相談しない

過払い金詐欺を法律事務所の多くは、電話勧誘やポスティングによる勧誘・営業を行っています。

そもそも、 そんな業者が口コミで良い評判が広まっていくわけがありませんからね。

ですから、電話やポスティングで自分で勧誘していくしか、 新たな顧客(詐欺のカモ)を獲得する方法がないんですね。

そのため、それらの営業方法を使っている事務所にはそもそも依頼をしない方が安全でしょう。

まともな弁護士事務所が突然電話をかけてきて、「過去に○○金融に借金をしてましたよね? もうすぐ時効になるので、 過払い金請求をしませんか?」 なんて勧誘をするはずがありません。

そもそも、 あなたが借金をしていたことを知っているのがおかしいですし、 どうやって電話番号を入手したんだという話です。

ですから、たとえ良いタイミングで電話が掛かってきたとしても、 勧誘には乗らないようにしてください。

もし、その事務所に依頼するにしても、ネットで口コミ評価をチェックしてからでも遅くはありませんので。

なお、 過払い金詐欺に合わない方法としては、 過払い金請求の実績が豊富で信頼できる弁護士が在籍している法律事務所にこちから依頼をすることです。

例えば、 次のページで紹介しているような 『そうや法律事務所』 や 『樋口法律事務所』なら、過払い金請求の実績も豊富なため、 相談をするならおすすめの法律事務所になります。

くれぐれも突然電話勧誘してくるような、 怪しい事務所には依頼しないようにしてくださいね。

本記事のまとめ

過払い金詐欺を働き、 不正に料金を着服する弁護士や司法書士は少なからずいます。

そのような弁護士に引っかからないためにも、 依頼をする際には信頼できる弁護士に自分から依頼するようにしましょう。

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