サービサーとは【住宅ローンの滞納で悩んだらチェック!】
住宅ローンの滞納が続くと、あなたの債務は保証会社により代位弁済がされ、金融機関に住宅ローンが一括返済されることを次の記事ではご紹介しました。
住宅ローンの代位弁済とは【保証会社が支払う仕組み】
ただし、保証会社が一括で住宅ローンを返済したからと言って、あなたのへの取り立てが収まるわけではありません。むしろ、代位弁済後はあなたに対しても一括返済をするように取立てが行われます。
そして、その取立てを行うのが金融機関でも、保証会社でも無く『サービサー』です。
ただ、普段の生活でサービサーという言葉を耳にする機会は少ないため、そもそもサービサーが何のかを、あまり理解していない方も多いかと思います。そこで、以下では住宅ローンの取り立てを行うサービサーについて詳しく解説します。
サービサーは債権の回収の専門会社

サービサーとは債権の回収を専門に行う会社のことを指します。なお、対象となる債権は住宅ローンだけではありません。カードローンの借金や消費者金融のキャッシング、無担保ローンなど各種債務の取り立てを行っています。
そして、サービサーは保証会社から債権を買い取って、あなたに取り立て行っているんですね。
では、ローンの残債が1000万円だった場合には、その債権をサービサーは保証会社からいくらくらいで買い取っているのでしょうか?
正確な金額は公表されることはありませんが、1000万円の債務の場合は、相場としては10万円から100万円程度と言われています(額面の1~10%程度)。そのくらい、安い金額でサービサーは債権を買い取っているんですね。

そのため、その後の交渉をきちんと行えば、払える範囲での分割返済を許容してくれたり、少しの金額を一括返済するだけで、債務をチャラにしてくれる場合もあるわけです。
ただし、それは自宅を処分した後のお話しになります。まずは、あなたの自宅をできるだけ高い金額で売却して、残債の返済にあてなければいけません。
なお、自宅を処分する際には、競売ではなく少しでも高い金額で売れる可能性が高い任意売却を選択をするようにしましょう。競売ではあなたに残るものは何もありませんし、最終的には無一文のまま強制退去されてしまいますので。
任意売却の詳しい解説や無料相談が可能な窓口については、次の記事で解説中です。少しでも有利な条件で自宅を処分したい方は、ご参考にしてください。
任意売却のメリット・デメリット【競売される前に確認!】
本記事のまとめ
サービサーとは債権の回収を専門に行う会社のことです。なお、その債権については、元の債権者から1%~10%程度の金額で購入すると言われています。