利息の返済だけでも苦しいときの借金問題の解決方法
「借りたときには、1ヶ月に1万円の返済くらいなんとかなると思っていたんだけど、給料は全然上がらないし、利息すら支払うのがきつくなってきた…」
そのような返済の悩みを抱えている方は非常に多くいらっしゃいます。融資を受けるときには、毎月1万円の返済くらいなら、なんとかなるだろうと思い借金をしてしまうものです。
しかし、本当にその1万円は、簡単にねん出できる金額なのでしょうか?
平成25年に行われた民間給与実態統計調査の結果によると、非正規雇用の男性の年収の平均は約225万円でした。一見すると、225万円もあれば1ヶ月約20万円使えるので、外食や遊びに使うお金を減らせば、毎月1万円くらいは問題なく返済に割り当てられそうな気がします。
しかし、上記の平均年収は社会保険や住民税が考慮されていない数値です。当然ですが、それらは支払わなくてはいけないお金になります。では、実際に使える手取り金額はどのくらいなのでしょう?
扶養家族(奥さん・旦那さんや子供)のいない独身の方の場合、手元に残るお金はおよそ184万円です。つまり、自由に使えるお金は、1ヶ月たったの15万円という額になってしまいます。
そこから、家賃・食費・光熱費・携帯料金などのを払ってしまえば、手元に残るお金なんてごくわずかでしょう。そのため、毎月返済のために1万円をねん出することが以下に大変かがお分かりいただけるかと思います。
また、返済ができなければ、とりあえず利息だけを払えば良いんじゃないの?と考える方もいるかもしれません。
しかし、利息だけ払っていても、元金は一向に減るわけでは無いです。それは単純に問題を先延ばししているだけですので、根本は何も解決していません。
それに、利息だけと言っても決して低い数字ではありません。もし、あなたが30万円を借りていたとするなら、法律上の利息は18%です。1ヶ月あたりに換算すると、4,500円が利息になります。これは決して安い金額ではありませんよね?
もちろん、その4,500円をいくら支払っても元本は減らないので、借金問題は解決しないです。利息を払っても、払っても、一向に借金が減って行かない…。これが消費者金融やカードローンの恐ろしいところです。
では、利息すら払うのが苦しい状態になったときに、何か良い対策は無いのでしょうか?
法律でも認められている借金整理

日本の法律では借金問題を解決する方法として、債務整理という制度が認められています。例えば、個人再生・特定調停・自己破産などは全て債務整理による借金整理の方法です。
その制度を活用すれば、たとえ収入が少なくても借金問題を解決すること十分に可能と言えます。
実は借金で苦しんだ芸能人の中にも、債務整理を利用した方は多くいます。カンニングの竹山さんも稼げなかった若手の頃に、債務整理をして借金を450万円から180万円に減らしています。
カンニング竹山が特定調停で債務整理をしていた!?
なお、債務整理に取り組む際には、借金問題にプロである弁護士や司法書士に依頼するのが一般的です。
債務整理に強く、無料相談が可能な弁護士については次のページで紹介していますので、よろしければそちらもチェックしてみてくださいね。
【最新版】債務整理におすすめの法律事務所・弁護士事務所
また、借入先が複数あっておまとめローンで借金をまとめることを考える方がいますが、次の記事で解説したように大きなデメリットがあるため、やみくもに利用することはおすすめしません。
おまとめローンを利用するときの注意点・デメリット
利息すら払うのが苦しくなってしまうと、借金返済を続けていくことは難しいです。
問題が大きくなる前に、返済がしんどくなったらすぐに弁護士や司法書士に相談するようにしましょう。