借金・利息返済の自転車操業は根本的な問題解決にならない!
初めて借金をするときというのは、誰もがドキドキ・ビクビクして、「このお金は絶対に何が合っても返そう」と思うものです。しかし、人間というのは時間が経てば、どんなことにでも慣れてしまいます。
あれだけ、お金を借りることが不安で怖かったのに、1回目の借金で簡単にお金を借りられることが分かると、2回目以降は何の抵抗もなく借入をしてしまう方が非常に多いですからね。
特にカードローンで借金をする人はその傾向が強く、手元にあるカードでコンビニ・ATMでお金を借りることができるので、ついキャッシュカード感覚でお金をどんどん借りてしまいます。
それにカードローンで何度もお金を借りていると、自分の口座からお金を下しているような感覚に陥ってしまうんです。そのため、知らない内にどんどん借金額は膨らんでいきます。
たしかに、1社から10万円程度を借りているだけなら、36回払いの返済プランで、毎月の返済が3,600円程度。それだけなら、無駄使いしなければ簡単に返済できるでしょう。
しかし、それはあくまでも借金の入り口です。次第に借入先・借入額がどんどん増えていき、いつの間にか借金を返すために、新たに借り入れてをしてしまうという状況に陥ってしまうわけです。
この状態のことを自転車操業と呼び、ペダルをこぐ(お金を借りる)のストップしてしまうと、破たんしてしまいます。当たり前ですが、そんなことを繰り返しても、新たな利息でどんどん借金は膨らむだけです。根本的には何も解決していません。
それに、2010年の総量規制以降は年収の3分の1までしか、借金をすることが不可能になりましたので、自転車操業による借金返済は長く続けることができなくなりました。
ですので、利息が返済できないと感じたら、すぐに任意整理や個人再生などの債務整理に取り組むべきです。
借金の額が少なければ自己破産をしなくても解決できるケースが多い

先ほど紹介した任意整理や個人再生は借金を減額した上で、返済プランを立てる方法です。借金額が小さいうちは、その方法で問題を解決できるケースが多いです。
しかし、額が大きくなった自力での返済が難しくなると、自己破産をするしか方法はありません。自己破産になれば、車・持ち家などの資産は基本的に手放す必要があります。
ですので、自己破産だけは避けたいという方は、できるだけ早く弁護士もしくは司法書士に相談をするようにしてください。
なお、弁護士か司法書士のどちらに相談するべきなのかについては、その人の借金の状況によって異なります。その点について、詳しくは次のページで解説していますので、そちらがご参考になれば幸いです。
債務整理は弁護士と司法書士のどちらに依頼した方が良い?
借金返済のために、新たに借り入れをする自転車操業は根本的な問題解決にはなりません。それに総量規制以降は、自転車操業での返済はすぐに破たんするようになりました。
問題が大きくなる前に、すぐに弁護士か司法書士に相談をされることをおすすめします。