債務一覧表の作り方【債務整理の相談前に用意しよう】
借金問題で悩んだときには、すぐに弁護士に債務整理について相談することが重要であると、当サイトではこれまでに何度もお伝えしてきました。
弁護士に相談すれば、さまざまな債務整理の方法から、あなたの状況に最適な方法を提案してくれますし、何より一人で悩んで無駄な時間を過ごす必要がありません。
以下の記事でも紹介していたように、一人で債務を悩み続ける方は、最終的には夜逃げや自殺して、この苦しみが逃げようと考える人もいますが、そんなことがだけは絶対にしないで、弁護士に相談するようにしましょう。
借金で自殺や夜逃げを絶対にしてはいけない!
ただし、弁護士に債務整理をお願いするからといって、何もかもを丸投げすることはできません。最適な方法で借金整理を行うためには、あなたの債務の状況をきちんとしっかりと弁護士に伝える必要があります。
そして、そのために用意して頂きたい資料が債務一覧表です。債務一覧表は、あなたの借入状況や取引している貸金業者が一目瞭然で分かる資料になります。
なお、債務一覧表に記載して頂きたい内容は以下の通りです。
- 借入先の名称(友人・知人・親戚かからの借金も含む)
- 借入先の住所・電話番号(友人・知人・親戚かからの借金も含む)
- 借入先ごとの借入額
- 借入先ごとの残債
- 借入先ごとの最初の借入年月
- 借入先ごとの最後の返済日
- 借金の使い道
- 保証人の有無
以上の項目について、ノートやパソコンのエクセル表にまとめれば、それは立派な債務一覧表になります。
それがあれば、弁護士との相談もスムーズに行きますので、ぜひ相談へ行く前に用意しておきましょう。なお、現在の残債や返済日が分からないなど、どうしても不明な点については空白でも構いません。
借入先は漏れなく記入しよう

債務一覧表を作成する際に、「○○ファイナンスの担当者は怖かったから、債務一覧表には書かないでおこう」、「○○金融の営業さんは親切にしてくれたから、そこだけは債務一覧から除外しよう」なんて考える方もいるかもしれません。
しかし、そのように特定の業者だけ除外して、債務一覧表を作成することは厳禁です。そんなことでは、借金問題を根本から解決できないですし、弁護士との信頼関係もゆらいでしまいます。
最悪の場合、途中で新たな借入が発覚することにより、当初の計画がくるってしまい、債務整理自体が失敗する可能性だってあるんですね。
なお、任意整理の手法を活用すれば、交渉する貸金業者を選ぶことはできますので、後から「○○金融さんには、きちんと返済したいので、任意整理の対象から除外できないでしょうか?」と弁護士に相談をすれば良いだけです。

ですので、まずは取引先には漏れがないように債務一覧表を作成するようにしてくださいね。
もちろん、弁護士だけでなく司法書士に債務整理を依頼するケースだって、同じように隠し事はいけませんよ。
【2015年版】債務整理におすすめの司法書士事務所・法務事務所
本記事のまとめ
弁護士や司法書士に債務整理の相談をする際には、あらかじめ債務一覧表を準備しておくと、スムーズに相談を進めることが可能です。ただし、取引先の記入には漏れがないようにしてくださいね。