遅延損害金とはどんなお金?【返済日を守らないと危険!】
消費者金融やカードローンを利用してお金を借りる際には、必ず返済日が設定されています。例えば、毎月25日に1万円ずつ返済するのようにです。
では、その返済日から遅れたらどうなるのでしょうか?
早い業者であれば、返済日が遅れたその日の内に返済を要求する督促電話をかけてきます。また、額によっては、訪問して取り立てに来る担当者もいるでしょう。
「でも、督促電話や取り立てなんて無視しとけば良いんじゃないの?居留守を使うことに別に抵抗は無いし」
いいえ、それはいけません。というのは、返済日から遅れてしまうと、債務者にはペナルティがあるからです。そのため、返済日を過ぎても何も対応せずに、無視し続けることは債務者にとって何のメリットもありません。
そして、そのペナルティというのが貸金業者に対して、遅延損害金と呼ばれるお金を支払うことです。
融資を受けた際の返済日を守らないということは、約束に対して義務を守らない債務不履行に該当します。そして、あなたが借入時書いた申込み書には、債務不履行になった際には遅延損害金を支払うことと、必ず明記されていんですね。
ですので、あなたが返済日を守らなかった時点で、遅延損害金が発生しまうため、さらに借金が増えています。また、遅延損害金には利息が付きますので、督促や取り立てを無視し続けるほど、借金はどんどん膨らんでしまいます。
遅延損害金の利息は上限金利の1.46倍!

ちなみに遅延損損害金がどのくらいの金額になるのかについてですが、上限金利の1.46倍まで設定することが可能です。
例えば、あなたが50万円(上限金利18%)で借りていた場合、年利26.28%もの高額金利で利息がつくことになります。すでに撤廃されたグレーゾーン金利の上限が29.2%でしたので、ほぼそれに近い利息を請求されてしまうわけです※。
※遅延損害金の金利については、次の記事で詳しく解説しています。
遅延損害金と利息を二重に払う必要はない【返済が遅れたら】
それほどの金利で返済を要求されてしまっては、返済を続けるのは容易ではありません。ですので、暴利な遅延損害金を請求されないためにも、返済日は必ず守るようにしましょう。
どうしても返済日を守れない場合の対応方法

なお、どうしても返済日が守れそうもない、あるいはすでに遅延損害金を請求されている場合には、弁護士に任意整理の相談をされることをおすすめします。
以下の記事で紹介したように、任意整理で業者と和解交渉をすれば、遅延損害金を支払いを逃れることができますからね。
任意整理をすると未払い利息や遅延損害金は払わなくて良い
また、任意整理をしたいけれど、どの法律事務所に相談して良いか分からないという方は、次のページで紹介している『借金解決診断シミュレーター』を利用してみてはいかがでしょう?
借金解決診断シミュレーターの使い方
こちら(↑)のツールを活用すれば、あなたの状況にあったぴったりの法律事務所・法務事務所を紹介してくれます。無料で利用できるため、気軽に使える点も嬉しいポイントです。
本記事のまとめ
遅延損害金とは債務不履行をした際に、支払わなくてはいけないお金のことです。しかも、遅延損害金には上限金利の1.46倍もの利息がつきます。
そんな暴利を支払わなくても良いように、返済日を必ず守って返済は行いましょう。