自己破産で500万円の借金がなくなったTさんの体験談
借金の総額は消費者金融会社とクレジットカード会社を合わせて6社ほどあり、合計で500万円を越していました。借金をした理由については、生活費が苦しかったとこから始まりです。
それを少しの間どうかしようと借りたのですが、そこから次から次に使ってしまい、また違うところで借りるという状態を繰り返し。最終的に、もうどうしようもない状態になりました…。
借金をしている方は分かってくださるかもしれませんが、500万円になるともう毎月の返済の事ばかりを考える生活です。そして、毎日がお金を工面することしか考えられず、苦しくて仕方ありませんでした。
朝起きてから仕事している間も、そして家に帰って寝るまでも、ずっと借金の事ばかりが頭に浮かびます。そして、返済日が近づく度に、次はどこでサラ金でお金を借りようと考えることばかりを毎日考えていました。元をたどれば、悪いのは私ですが、本当に辛かったです。
そして、私は両親にそのことを全部打ち明け、そこで債務整理という借金整理の手段を知り、それをする方向で話がまとまりました。
債務整理をするにあたり、弁護士事務所に相談に行きましたが、費用的な面もあったので一度話を持ち帰ったんですね。ただ、自己破産したことが会社にばれるのが不安だったので、依頼するかどうかは最後まで悩みました。
しかし、そうしている間にも金利は膨らんでいくばかりなので、親に弁護士の費用を借りて依頼することに決めました。なお、不安に感じていた会社バレの件ですが、私は会社に借金をしていた訳ではありませんので、バレルことなかったです。
弁護士さんとの話し合いの中で借金総額から判断して、任意整理をしても返済がまた苦しくなりそうなので、自己破産という形をとるようにしました。
自己破産をすると、私の借金全てはなくなります。しかし、デメリットもあります。それはしばらく銀行からはお金を借りれないことです。
弁護士さんからは、『おそらく10年ぐらいは銀行などからお金を借りる事は出来ないでしょう』と言われました。しかし、とにかく借金をなくす事しか考えていなかったので、自己破産で借金整理を進めてくださるようお願いをしました。
自己破産をするにあたり色々な銀行の預金通帳のコピーや、揃えないといけない書類もたくさんあります。この準備には、ものすごく時間がかかり大変でした。
そして、弁護士さんにお願いしてから約2ヶ月半位で、自己破産の手続きはすべて終わりました。私は免責を得ることができました。
その結果借金はゼロになったんです。借金がゼロにはなりましたが、これから絶対に銀行や消費者金融からお金を借りる事が出来ないという事は、逆にものすごく責任感を覚えたので私にとっては債務整理という選択肢は良かったです。
もし、自己破産後も借金ができるとしたら、同じように消費者金融でお金を借りまくってしまう危険もありますからね。
なお、弁護士事務所に自己破産を依頼して支払ったお金についてですが、まず最初の着手金として10万円を支払ます。その費用は後払いが不可でしたので、親に借りました。
残りの費用+自己破産の免責が認められた時の報奨金として40万円です。そのお金は分割にしてくれるという事でしたので、後から少しずつお支払いしました。
私の場合はそうやって最初の着手金を減額してもらったり、残りの費用を分割で支払ってもいいという弁護士さんに出会えたので非常に良かったと思います。
全ての弁護士さんがそうでは無いため、これから自己破産等の債務整理を考えている人はよく調べてから、借金整理に強くて、親切に相談に乗ってくださる弁護士さんに依頼手続きをされることをおすすめします。