借金のせいで妻と離婚@自己破産するまでお金のことばかりを考える生活だった
20代後半から30代半ばまで、借金で大いに苦労したことがあります。当時は私は派遣社員をしながら、すでに二人の子供を持つ女性と結婚し、彼女もまた派遣社員として働いていました。
夫婦共働きの状態でしたが、次第に家計が苦しくなっていきます。子供は小学生と中学生で、育ち盛りの時期です。しかも、わたしが子供の時よりもゲームが浸透し、持っているのが当たり前のようになっていったのです。
何とか彼らになついてもらおうと、ゲームソフトや専用機器などを与えたことがあります。それらの費用は全てクレジットカードや消費者金融のカードローンなどでまかなっていました。
妻や子供に内緒でどんどん借金の額は増えていった
また、妻や子どもたちには内緒にしていましたが、仕事帰りにパチンコ屋に入り浸っていたこともあります。もちろん、パチンコ代にもカードローンを利用しました。わたしが持っていたクレジットカードは、DCカードです。また、消費者金融に関しては、当時の大手会社はほぼ全て利用していました。武富士、アイフル、アコム、プロミス、レイク、アプラス、オリコなどになります。
それぞれ10万円から50万円の枠であり、最盛期は年収程の金額となりました。そして、私は多重債務者の典型例のように、自然と自転車操業となっています。
正直なところ、お金を借りることは、目的が明白であれば、非常に有効な手段だと思います。これは当時も今も変わっていません。
けれども、言葉が悪いかもしれませんが、つまみ食いのように適当に借りるようになると、私のように知らないうちに年収並みの債務額となります。
借金に慣れると借りたお金を使うことに抵抗がなくなる
そして、借金に慣れてしまうと、日常品購入に利用することも際限がなくなるため、借金が膨らんでいきます。私の場合は昼食代にもカードを使ったことが、しばしばありました。さらに、返済中に苦しかったことは、毎日のようにお金のことを考えなけばいけなかったことです。家族で笑い話をしていても、返済日まで数日しかないのでいくら調達するか、あるいは、どこから借りるかなどが頭の中でうごめいていました。
結局、当時の妻との折り合いが悪くなり、離婚することになりました。わたしの借金が原因の一つであることも、確かなことでしょう。
自転車操業をすれば、何とか維持できましたが、先述しているように毎日お金のことを考えるのは苦痛でした。
そこで離婚を機に再スタートをしたいと思い、債務整理をすることにしました。債務整理には四つの方法がありますが、それらのうちで完全に免責になるのは自己破産だけです。
そこで、ネットで探した司法書士事務所に依頼後、約半年で破産宣告となりました。
【参考】債務整理におすすめの司法書士事務所
わたしも自分が甘かったなあ、と思いますが、失敗は成功の元、と念頭に日々を過ごしています。