自己破産で140万円の借金を免責した女性Hさんの体験談
債務整理をしたとき私は20代でフリーターをしていました。借金総額と借り入れ件数は、消費者金融1件とカード会社1件でしたが、後は携帯電話料金滞納や光熱費滞納等もあり、合計で140万円程です。
借金を初めてしたのは私が18歳の時です。父が全く働かず生活費を使い込むので、生活が厳しかったことが原因でした。母は借金の返済に追われていて、それを助けるために私が借金をすることになったんです。
ただ、フリーターの私は自分自身の生活費がいっぱいいっぱいの状態でしたので、借りたお金は利息くらいしか返せなかったです。また、カードの支払いも滞るようになり、どんどん借金は増えていき、冒頭で書いた140万円まではあっという間でした。
こんな状態では生活することができないと思ったときの知ったのが『債務整理』でした。実は母が先に任意整理をしていたので、それがきっかけとなり存在を知りました。
ちなみに、私が借金をしている時辛かったことは、ご飯をろくに食べられなかったことです。当時は一人暮らしを始めたばかりだったので、返済のお金と光熱費のお金とを上手く分けてやりくりできずに、食費を削る方法しか返済の手段を思いつきませんでした。
大げさでは無く、お腹が減りすぎて毎日倒れそうになりながら、アルバイトをしていました。
また、債務整理をする前に不安だったことは、本当に借金は免除して貰えるのか、手続きにはいくらかかるのか、という点です。後述しますが、結果的には費用は心配していたほど掛かりませんでした。
なお、債務整理の相談先については、母が債務整理の時に利用した司法書士事務所に依頼することにしました。
債務整理をするにあたって、私が選んだ方法は自己破産です。その理由は司法書士さんからのアドバイスでした。当時、鬱で仕事を休みがちになっていて、収入があまりなかったので、返済するお金を作ることができなかったんですね。
そのため自己破産が一番良いのでは?とアドバイスをして頂き、その方法を選択することにしました。
その結果、借金は140万円の返済すべて免除(免責)してもらえました。
司法書士さんに支払った報酬金額は15万円ほどでした。そのうちの11万円は法テラスを利用して分割にしてもらい、残りは実費ということで印紙代などの支払いは手続き完了前に支払いました。
債務整理の最中大変だったことは、裁判所に提出資料の作成です。つけたことのない家計簿を毎日書いたり、買い物したレシートは必ず取っておく必要があったので、失くしてしまった時には計算が合わなくて大変でした。
そして、債務整理をして良かったことは、手続き開始の後すぐに督促状や電話が一切かかってこなくなった事です。そのおかげで精神的にもすごく楽になりました。
最後に債務整理体験者から少しアドバイスをさせてください。今、借金が返せなくて困ってる人は一人でなんとかしようとせず、人の手を借りることをおすすめします。
借金が返せすために、別の消費者金融やカードローンからまた借金をするという人もいらっしゃると思います。ですが、借金に借金を重ねる事は根本的な解決にはなりません。
弁護士さんや司法書士さんにお願いして、根本的な解決方法は見つかります。決して一人で悩んだりせずに、借金整理のプロの力を頼るべきだと私は思います。
【参考】自己破産の相談が無料の弁護士事務所まとめ