会社に闇金(ヤミ金)の取り立てが来た場合の対処方法
多くの闇金はや090金融※では、利息制限法をはるかに上回る金利の貸し付けを行い、過酷な取り立てによりその利息と元金を回収しています。
※ 090金融とは実店舗は持たずに、業者名と携帯番号を書いたビラにより集客をする貸金業者のこと。都道府県への貸金業者登録をしていませんし、超高金利での貸し付けが特徴です。
なお、過酷な取立てというのは債務者の精神状態を追い詰めて、破たんさせるような内容を指します。具体的には、深夜に何度も取立てに訪問したり、30分おきに督促電話をかけたりなどです。
ただ、「自宅は居留守を使えば良いし、電話での取り立てなら別に着信拒否しておけば問題無いのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、それだけではなく闇金は回収のためには、会社や勤務先にも取立てにやってきます。そのような状況では、上司や同僚もいる手前、さすがに居留守を使うわけにはいきませんよね。
また、職場で面会を求められ、その場で返済が滞っていることを声高に言われては、その借金がたとえ違法なものだとしても、あなたの信用問題に関わるはずです。
では、会社に闇金の取り立てが着た場合には、どのような対処をするのが正解なのでしょうか?
緊急の対応が必要なら110番通報、根本的に解決するなら弁護士に相談する

まず、闇金に関わらず借金の取り立てのために勤務先にやってきて、債務者や同僚に迷惑をかけることは、貸金業法21条に違反する行為です。闇金でなくても消費者金融やカードローン会社でも、やってはいけない行為になります。
それに、取立て行為により業務が妨害されているなら、業務妨害罪も成立するため、取立て行為に悩んでいるのならすぐに警察へ110番通報してください。
ただ、周囲の目もあるので警察への通報はできないという方もいるかと思います。その場合には、闇金対策に強い弁護士・司法書士に相談をすることをおすすめします。

そもそも、利息制限法を上回る借金は違法な貸し付けですし、返済の義務はありません。ですので、弁護士や司法書士に対応を依頼すれば、早ければ即日中に取立てをストップさせることができます。
それから、闇金からの報復が恐ろしいため、弁護士に相談はできないと考える人もいるかもしれませんが、それこそ悪徳業者の思うツボです。
もし、恐喝まがいの取立てをされていたり、暴力を匂わせることを言われているのなら、それこそ脅迫罪が適用されますので、すぐに弁護士に相談するようにしましょう。
なお、闇金に強い弁護士は次のページでも紹介していますので、そちらもご参考にして頂ければ幸いです。
闇金被害に強い弁護士事務所まとめ
※ こちら(↑)で紹介している事務所は全て相談無料です
本記事のまとめ
取立てのために会社へ行き、債務者や同僚や会社に迷惑をかけるのは、貸金業法21条に違反する行為です。
もし、そのような取立てをされたら、すぐに警察や弁護士に相談しましょう。